【コラム】食育

 食事に関して、私は子供の頃から好き嫌いが多く、特にその事に関して深く考える事もなかった。しかし、結婚し、親になり『食育』について考えさせられるようになった。

 日本では平成17年に『食育基本法』が成立し、私が住んでいる高松市でも『フードスタート運動』という取り組みが行われている。それは、授乳期からさまざまな『食』の体験を積み重ね、離乳食を第一歩として、生涯にわたって健康で楽しい食生活を送る事ができるようにしていくというものだ。
今の時代、私を含め、偏った食事を摂っている人は多いかと思う。忙しかったり、空腹を満たすだけなら、手軽に食べられるスナックやファストフードが溢れていたりと、ゆっくりと『食』と向き合う時間を取る事ができないのが現状だ。
しかし、子供ができた事で、ゆっくりと会話しながら家族で食事する機会が増えた。子供の健康や食事マナー等において、“子供の見本にならなくてはいけない”という意識を持たなければならないと強く感じるようになった。
また、健康を損ねた事で、“食の大切さ”に気付く人もいる。自分の子供にはそうなる前に気付いてもらえるようにしたいと思う。

“食べる事”を通して、子供や自分を含めた家族だけでなく、支援員として利用者さんの健康についても考え、意識していきたいと思う。

by NZM38