今年度改正された介護保険制度の内容として、社会福祉法人の地域における役割や情報公開など透明性が組み込まれている。
話しは大きく変わるが、2020年オリンピック・パラリンピック東京開催が、昨年の9月7日ブエノスアイレスで開催されたIOC総会において、安部内閣総理大臣のプレゼンテーション及び投票により決定した。
その時のプレゼンテーションが、あとでメディアや野党等から批判を受けた。それは、原発に関するもので、「アンダー・コントロール(統御)発言」と言われている。「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御(under control)されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。」といったものである。しかしながら、現状としては汚染水の問題を含め、住み慣れた自宅へ帰ることもできず、少なからずとも悪影響を受けている方もいる。
問題を拡げたくない・招致を目指したい等との思いからの発言であると思われるが、一国の総理の発言としてはどうであろう。難しいことは、分からない。しかし、自身にあてがって考えてみたときに、今回の介護保険の改正についてもしっかりと内容を読解し、何が求められているか、何を目指すべきかを明確にし、社会福祉法人のコンプライアンスを遵守しつつ役割を果たしていきたいと考える。