わたしは、学生の頃は勉強が嫌いでした。高校卒業後は迷わず就職しました。しかし、就職してすぐに「社会人になっても勉強は続くものだ、しかも成果を上げなければいけないのだ」というのを痛感し、それなら学生のほうが気楽だったなあ…と、大学進学をしな かった事を後悔しました。
けれども人生何が起こるか分からない!30代で専門学校に入学し、介護福祉士になるための勉強を始めることになりました。クラス内は、ほとんど高校卒業したばかりの子たち。脳ミソの柔らかい若い子に負けてはならないと必死でした。授業や試験、実習と、2 年間は あっという間でした。
縁あって長尾福祉会に就職し、再び社会人になったわたしは、やっぱり毎日が勉強だなあと改めて痛感しています。失敗もしながら毎日が勉強勉強!利用者の皆様から教わることは、山ほどあります。笑顔で仕事が出来ることに感謝し、環境や年齢を言い訳にして、 勉強を怠らないようにします。
「人間てなあ、棺桶に入る瞬間が一番かしこいと思うんや。だってそうやろ、人間は生きとったら何かしら毎日学んどることがあるやろ。思わんかい?」 ほぼ1世紀を生きられている方が、晩御飯を食べながらそうおっしゃいました。
またひとつ、勉強させてもらいました。
匿名希望