【コラム】瀬戸内国際芸術祭2016&のぞみ園アート

今年も3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2016」に行ってきました。

瀬戸内海の島々は海を中心に文化形成がなされていたのに、いつの間にか海は取り残されてしまった。それを芸術によって取り戻そうとの「海の復権」がテーマですよね。

同じ県民であっても島々に訪れる機会は少なく、芸術を鑑賞しながら美しい景観とともに今、残されている伝統的な風習を感じることができる、この瀬戸芸が大好きです。

また、美術作品と同じようにパフォーマンスも食も国際レベルです。そしてそれらをサポートして下さる「こえび隊」も四国八十八ヶ所巡りのおもてなし精神を受け継ごうとの覚悟がありありとわかるほどの頼もしさでした。心も体も満たされる至福の時を過ごせました。

さて、のぞみ園も一昨年、高知県にある藁工ミュージアム(四国を中心とした障がいのある方によるアート作品を展示している所)の方が調査に来られ、3名の利用者さん達が作家としてデビューしました。毎年、香川で開催される「とっておきの芸術祭やふしぎnaたね展」での活躍が評価されての事でした。
3名の作家さん達が瀬戸芸とコラボする時がすぐそこに来ているような気がします。

匿名希望